奥沢〜玉川田園調布〜自由が丘の
地域にゆかりのある人物を講師にお招きして
多彩なテーマでお届けする講演会「人ひろば」。
第11回は、なんとも気になるタイトルです。
「自由が丘駅」が、昔「九品仏駅」だったなんて、
どういうことなのでしょうか。
お話くださったのは、千野一彦さん。
レコード会社のプロデューサーや、
芸能評論家、作詞家などの経歴に加え、
藝能学会、民謡研究会、江戸東京を歩く
会などにも所属され、多彩に活躍されてい
らっしゃいます。
たくさんの資料をご用意くださった千野さん。
その資料をもとに、縄文から江戸、
田園都市計画まで、奥沢の歴史をたどり、
説明してくださいました。
それぞれの時代の新聞の切り抜きや
古地図、風景を描いた資料は、
この地域に暮らす参加者の皆さんに
たくさんの驚きと発見を与えていきます。
九品仏浄真寺に関する文書や、
玉川電気鉄道の開通広告など、
興味を引かれるものばかり。
充実した内容に、参加者の皆さんも
大変満足されたようでした。
奥沢の魅力に改めて気付かされる
そんな講演会でした。



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