奥沢〜玉川田園調布〜自由が丘の 地域にゆかりのある人物を 講師にお招きして 多彩なテーマでお届けする講演会、 「人ひろば」。 第13回のタイトルは、 「私の『パテ屋』事始め 〜料理も建築である？〜」。
	お話くださったのは、林のり子さん。 建築設計にたずさわっていた林さんが、 1973年に玉川田園調布で 日本初のパテ専門店「PATE屋」を 開くことになった、 変身の経緯から始まるお話です。
	ナビゲーターのごとく林さんに問いかけ、 お話を楽しく進行してくださったのは パテ屋ＯＧで詩人のぱくきょんみさん。
	効率ばかりでなく、、 道具や料理法などを、 個々の食材に適した扱い方をするのが、 パテ屋流の進め方。
	食材を知る作業も、とても楽しそう。 大豆が、枝豆、もやし、油、豆腐など 色々な形に変化していく様子を表す 「大豆のパノラマ」。 これも面白い言葉です。
	パテ屋ＯＧスタッフの話を交えながら、 林さんが進めてきた 「世界の味のしくみを探る」作業や、 「自然を読み解く」研究も垣間見る、 楽しいひとときとなりました。