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宮本三郎記念美術館と地域の会共催による、奥沢・玉川田園調布ゆかりの人々をお迎えするシリーズ〈人ひろば〉 。
5周年企画として、世田谷美術館の館長・酒井忠康の講演会を開催いたしました。
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講演会のタイトルでもある自著「鞄に入れた本の話」をめぐり、近・現代美術のプロフェッショナルである酒井館長が、美術にまつわるさまざまなエピソードをお話しいただく・・・・決まっていることはこれだけ。さて、どんなお話をきかせていただけるのでしょうか…? |
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ご自身のキャリアの出発点のお話から始まり、当時の美術館内部の様子や美術評論を巡る学芸員の奮闘…。日本初の公立近代美術館である、神奈川県立近代美術館で館長まで勤め上げた経歴ならではのお話を随所に忍ばせながら、「鞄に入れた本」の話は続きます。
「知ればこそ視えてくるもの。そして、視るだけでなく、五感で感じてこそ、わかること。その一助となるのが美術書の存在である」
自身も評論を執筆する立場から、おすすめの本と読みどころを紹介していただきました。
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美術書との対話の楽しみ方を、私的な回想をはさみながら、時に熱く、時にユーモアを交え、語っていただき、終始、会場に笑顔と笑い声があふれた今回の〈人ひろば〉。
皆様に、美術鑑賞の新たな楽しみ方をお伝えできたのではないでしょうか。
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