奥沢〜玉川田園調布〜自由が丘の地域にゆかりのある人物を講師にお招きして、多彩なテーマでお届けする講演会「人ひろば」。
23回目の今回、講師をつとめてくださったのは、NPOユーラシアン・クラブ副理事長の井出晃憲さんです。
今回のテーマは、「ロシアの古代岩絵の保存と村おこし」。日本にいちばん近い大陸の町・ハバロフスク。その近郊にある先住民族「ナナイ族」の村には、不思議な岩絵が数多く残され、いまなお謎につつまれています。

井出さんは、京都大学在学中探検部に所属、ユーラシア各地を旅したそうです。そんな中で出会った古代岩絵。それを貴重な遺跡として保存するとともに、その活動を通して現地の人々の暮らしを守り、村おこしにもつなげたいという思いが、今の活動につながっていったとのことです。
講演会では、古代岩絵の画像に加え、現地の人々のくらしや伝統芸能の映像も紹介。岩絵の保存方法から、伝説や言い伝え、先住民族の支援をするNPOの現地での活動など、多岐にわるお話を伺いました。

この日は、小学生から80代の方まで幅広い年齢層の方が参加してくださいました。人ひろばでは、年齢の制限は設けておりません。ぜひ親子やお孫さんとの参加も、お持ちしております。



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