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会期:2025年4月1日(火)-2025年9月7日(日)
開館時間:10:00〜18:00(入館は17:30まで)
休館日:毎週月曜日(ただし、祝・休日と重なった場合は開館、翌平日休館)
    5月5日(月・祝)、5月6日(火・振休)、7月21日(月・祝)
    8月11日(月・祝)は開館
    5月7日(水)、7月22日(火)、8月12日(火)は休館
観 覧 料:一般200円(160円)、大高生150円(120円)、65歳以上/中小生100円(80円)
     障害者100円(80円) 
      ※小中高大学生の障害者は無料
      ※介助者(当該障害者1名につき1名)は無料
      ※( )内は20名以上の団体料金
      ※世田谷区内在住・在学の小中学生は土日、祝・休日、夏休み期間は無料



洋画家・宮本三郎(1905-1974)が、生涯にわたって制作活動の中心に据えたのは、人物を主題とする作品でした。なかでも室内画における人物表現に注目すれば、
アンリ・マティスの影響が色濃い装飾的な構成をベースに、それと拮抗するような
「人」の存在感が、独特の緊張感を画面に生み出していることに気がつきます。
 奥沢の自宅アトリエで、プロの絵画モデルを前にデッサンを重ね、丹念に練り上げた作品の数々や、疎開先の故郷・石川県で家族や身近な人物を描いた親密な雰囲気の
漂う室内風景ーそれぞれ時代ごとに表情を異にしながらも、宮本が注力した人物画に
通底するのは、主題に注がれる鋭い観察眼です。本展では、室内表現やそれらを彩る
小道具としてのモティーフにも注目しながら、宮本が描きだす人体と人物の魅力を
探ります。
 人物表現においてことさら評価されることの多い宮本の描写力は、一方で静物画にも発揮されています。テーブルに置かれた花器や果物、皿に盛られた魚介ーそれぞれ対象の本質をつかみ取るようにして描かれた静物画の数々も、あわせてお楽しみください。 




《(ベットに横たわる婦人像)》 1938-39年頃

《赤い背景》 1938年

《(鏡の前の婦人像)》 1945-48年頃

《(静物 果物)》 1945-48年頃


《(編み物)》 1945-48年頃

《化粧室の裸婦》 1965年

《(魚)》 1957-58年頃

《(西瓜)》 制作年不詳


※( )は題不詳のため仮題



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