今回の音広場は、マリンバアンサンブル「Ful」のコンサートです。

マリンバは、言わずもがな「打楽器」。演奏する場所によって音の響き具合が変わってくるということで、コンサートが始まる2時間以上前からリハーサルが始まりました。何十種類と運び込まれた“ばち”(“マレット”というそうです)。曲ごとに、この場所にぴったりの響きを生むマレットを決める作業が1時間以上続きます。

いよいよコンサートが始まります。音広場の会場はいつも展示室。演奏者と観客がとても近いのが特徴です。今回は、マリンバをぐるりと取り囲むように観客席が作られました。

2台の楽器に、各自4本のマレットを持った4人。演奏が始まると同時に、計16本のマレットが、正確にコントロールされ、繊細で絶妙なハーモニーを作っていきます。

ときに、マリンバ以外の様々な打楽器の演奏も加わり、マレットも次々と持ち替え、ポップスからタンゴ、クラッシックの名曲と変幻自在の音色が、観客の心を奪います。

開催中の展覧会のテーマ「Home,Sweet Home~宮本三郎の家族像」」にちなんで、「埴生の宿(英題:Home,Sweet Home)」も演奏してくださいました!。

新進気鋭の若きマリンビスト達による迫力の演奏を、目の前で堪能できた贅沢なコンサート。

Fulの皆さんのこれからの活躍にも期待です!